橋本忠雄ブログ

2018年7月18日 16:09

短歌の部屋(51)

お題は、『青春』

 

青春には、名歌が多い。それは、裸の自分、内面的にあらわな自分に付き合い、恥も捨て、見栄も分別も捨てて生きる時代であるから。そして、先生があげて下さった青春の名歌は、下記のようなものであった。

※春みじかし何に不滅の命とぞちからある乳を手にさぐらせぬ 与謝野晶子

※白鳥はかなしからずや空の青海のあおにも染まずただよふ  若山牧水

※ヒヤシンス薄紫に咲きにけりはじめて心顫ひそめし日    北原白秋

                (こころふるひ)   

以上は、近代短歌の中の名歌である。

※ブラウスの中まで明るき初夏の日にけぶれるごときわが乳房あり 河野裕子

※青春はみずきの下をかよふ風あるいは遠い線路のかがやき  高野公彦

※あの胸が岬のように遠かった。畜生!いつまでおれの少年 永田和宏

以上は、現代短歌。そして、小谷先生が影響を受けた歌人は、高野公彦と松平修文ということであった。 

☆大学に聖(セント)と呼ばれる男がいた訊ねにいった〈生きる意味〉とは

この歌は、男がいた/と訊ねにいった/の二カ所でポツポツと切れている。詩的な感じはするが、短歌としては一般的には好ましくない。

★大学に聖(セント)と呼ばれる男がいて僕は訊ねた〈生きる意味〉とは

☆国試も入局もボイコット沸き立つ教室に醒めていた僕

私らの大学時代は、70年安保の少し前で、大学紛争盛んなりし頃であった。  医学生のスローガンは、医局解体、入局拒否、博士号ボイコット、国家試験ボイコットであった。そのため、連日の如く学内集会が持たれ、近畿医務局まで抗議のフランスデモなどもした。しかし、その時点では、私は自分の人生の意味を探るほうが重大事であり、深い沈潜の中にいた。学内集会どころではなかったのである。調べを整えるために、こう変えてはどうか。

★入局も国家試験もボイコット沸き立つ教室に醒めていた僕

それから、ボイコットしていたのには、もうひとつあった。博士号ボイコットである。それを加えると、どうなるのだろう。

★入局も国試も博士号もボイコット沸き立つ教室に醒めていた僕

文字数は、36文字になる。かなりオーバーするけれど、情報としてはこちらの方が正確になるというわけだ。

 

 

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