橋本忠雄ブログ

2018年7月31日 15:38

短歌の部屋(53)

詠題は『目覚め』

 

☆フクシマの夜半の宿に目を覚まし聞いていた 大津波の音

☆海岸に船もタンクも打ち上げられ消え去っていたひとつの町が

☆女川原発の線量計は128Gy/時 自転車で走る子らマスクも付けずに

東日本大震災が起こったのは、2011年3月11日であったが、同年7月16、17日に、「東北六魂祭」が行われるというので、東北の現状と復興の実際、また祭りを見たくて出かけて行った。15日、診察を終えて伊丹空港からANAに乗り込、1時間15分で仙台空港についた。たったそれだけの時間で、全く異次元の世界に入り込むというのは、不思議な気がした。それから、6日間仙台空港から仙台市、石巻市、女川町を回った。その時を思い出して作ったのが、今回の歌である。その時の記録は、私のHPを観ていただければ幸いである。

まず、先生が言われたのは、フクシマという表記についてである。

「カタカナは、原発に関して使われているので、ここは福島という漢字でいいのではないか」。「これらの歌は、素材で共感を呼ぶ、題材で読ませる。材料が良いと特別の技巧は要らない。そのままよい歌が作れるものである」。なるほど、納得しました。そう言えば、今回の大地震、原発事故の後には、有名な歌集が出ましたね。また、無名の人々も含めて、夥しい数の歌が詠まれているようです。

これらの歌は、このままで良いが・・・・コメントするとすれば、一番目の歌については、調べを整えるためにも大津波の前に、〈あの〉を入れた方がいいのではないかと、言われた。

★福島の夜半の宿に目を覚まし聞いていたあの大津波の音

二番目の歌は、「四句と五句は入れ替えも可能である。どちらが良いというわけではないが。三番目の歌では、「Gy」の意味が分からない」。

★海岸に船もタンクも打ち上げられひとつの町が消え去っていた

尚、Gyは、グレイと読みます。放射線の吸収量を表す単位。因に女川町で見たモニタリングポストの数値は、128Gyであった。看板には、こう書かれていた。

■モニタリングポストとは、周辺への放射線の影響を把握するために、空間ガンマ線線量率を常時測定しているもので、女川原発の敷地境界付近に6基設置しています。リアルタイムで表示しているデータは低線量率測定用検出器で測定した値です。通常の指示値は30〜100Gy/h程度です。

だから、この表示に従って判断すると、128Gyというのは、高値を示しているのではないか。

 

 

 

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