橋本忠雄ブログ

2019年2月15日 10:32

短歌の部屋(61)

お題は、『インターネット』。

今ままでに馴染みのない題である。

時代が変化しており、短歌のお題にもその流れが取り入れられているのだろう。

 

☆ブータンから「働きたい」と言ってきたスカイプに見る若者のまなざし

ブータンの若者は、外国に行きたがる。いくら幸せの国といっても、小さな国だから、大きな外の世界を観てみたいというのは当然だし、やっぱりお金も欲しいのだ。彼らは、流暢な英語を話せるので、英語圏には行きやすいだろう。しかし、今日本語ブームなのだそうである。これから、2000〜3000人単位で、人材を日本に送り出す計画とも聞いた。今年の5月にブータンの首都で、若者たちに漢字を教えた。彼らの教科書が貧しいものだったので、帰国後彼らに2冊づつ日本語学習の本を送ってあげた。すると、その内の一人から、「橋本クリニックで働かせて欲しい」と言ってきた。日本にはすでにブータンの若者が、数百人いるとのことであった。しかし、私としては、幸せの国の若者が果たして日本で幸せになれるものか、残念ながら自信を持っては言えない。

★ブータンから「働きたい」と言ってきた若者のまなざしスカイプに見る

☆患者は話しやすくなると実験はいうアンドロイドが医師の横に立っておれば

アンドロイドの開発がかなり進んでいる。話しの出来る表情やわらかなアンドロイドを医師の横に立たせれば、患者の心は落ち着くという実験があった。私はその実験結果に納得できる。一般に患者さんは医師の前では、なかなかリラックスできるものではない。当院では、診察室に医師以外に、看護師と事務の人が入っている。電子カルテになったので、入力を医師ではなく事務の人にしてもらっているのである。最初は、複数の人間を診察室に入れるのに、私自身に少し抵抗があった。プライバシーの観点から、患者さんが嫌がるのではないかと思ったからだ。しかしやってみると、現実はその反対であることに気がついた。医師だけではなく、看護師、事務と3人がいる体制は、返って患者さんに気持ちの上で安心を与え、ストレスを和らげているのを知ったのである。

歌は、39文字と字余りである。最近の口語短歌では、字余りもありだと聞いたので、許容範囲かと提出してみた。もし字余りを気にするのなら、「実験はいう」を省くことは出来るかもしれない。

★医師の横にアンドロイドが立ちおれば患者は話しがしやすくなると

★患者は話しやすくなるというアンドロイドが医師の横に立っておれば

これなら33文字である。6字節約できたわけである。しかし、文字数というよりも、ここで重要なのは、「実験時はいう」という言葉が、この歌にとってどれほど大事かということだろう。さてどちらがいいのかどうか?悩むところである。しかし、字数の多い歌といえば、松平修文などは有名である。

例えば、「原始の響き」という歌集には、こんな歌がある。

※北国の湖(うみ)で撃たれし鴨一羽はるばると運ばれてきて電気冷蔵庫のなかによこたはる

※暗き森にひびく噴水に散りかかる夥(おびただ)しききんいろのはなびらぎんいろのはなびら

両方とも、実に43文字である。 

 

 

このページの先頭に戻る
橋本クリニック 診療時間のご案内 電話番号 06-6991-2555 メールアドレス info@hashimoto.or.jp 診療時間 9時〜12時30分 17時〜19時30分 受付時間 8時45分〜12時 16時30分〜19時 休診日 日曜・祝日/火・木・土曜の午後 住所 〒570-0079 大阪府守口市金下町2-12-5