糖尿病予備軍
糖尿病とは
糖尿病とは、血液中に含まれる「ブドウ糖」という糖が多くなる病気です。
血液中のブドウ糖の濃度が一定の値を超えると、尿にブドウ糖がでてきます。
しかし、糖尿病の人全員の尿に糖が出るわけではありません。尿に糖が出ない糖尿病の人もいます。
また、腎性糖尿など、糖尿病でないのに尿に糖が出ることもあります。
糖尿病とは、「尿に糖が出る状態」と言うよりも「血液中のブドウ糖が健康な人よりも高い状態」のことなのです。

検査
診断と重症度の確認のために尿検査、血液検査をまず行います。他に、合併症が進んでいないかどうかの検査もあります。
◇ 尿検査
尿の中の糖を試験紙で検査します。ただし、糖尿病でなくても尿に糖が出ることもあります(腎臓の病気や高齢者など)。
◇血液検査
病院でも行いますが、「自己測定」といって血糖管理のために自宅でも、自分で血液検査ができます。
通常、病院の検査では血糖値のほかに、ヘモグロビンA1c(HbA1c)など、他のいくつかの項目も測定します。
◇ブドウ糖経口負荷試験(OGTT)
ブドウ糖の入った飲み物を飲んで、2時間後の血糖値を測ります。
糖尿病の人は飲んだあとの血糖値が高く、またその高い値が持続します。
血糖値とは
血糖値とは血液中のブドウ糖(グルコース)の量のことです。
ブドウ糖は細胞に入って体が活動するためのエネルギー源となります。
特に脳にとっては唯一のエネルギー源として重要です。
ところが、高血糖が続くために同時にインスリン分泌が低下しインスリンの働きが弱くなって体じゅうの細胞へブドウ糖が取り込まれなくなるります。すると、 活動のためのエネルギーを別のものから得ようとして、体にある脂肪や筋肉に含まれるたんぱく質などを分解してしまいます。糖尿病が進むと食べても食べても やせていくのはこのためです。
そして、たんぱく質からブドウ糖をつくるため、さらに血糖値が上がってしまうという悪循環におちいってしまいます。
また脂肪からエネルギーを作り出すときには「ケトン体」というものが一緒にできますが、これが増えすぎると脳に障害をおこし、
意識を失ったりすることもあります。
ヘモグロビンA1c
糖尿病3大合併症
「糖尿病の3大合併症」と呼ばれるものは、目の病気(糖尿病網膜症)、腎臓の病気(糖尿病性腎症)、神経の病気(糖尿病性神経障害)の3つです。どれが最 初に出てくるかと言う順番はありませんが、これらの合併症の初期には尿にタンパクが出てきたり、両足の裏がしびれて、足の裏に膜がはったみたいな感覚がし たりします。
さらに糖尿病のコントロールが悪い状態が続くと、最終的には目が見えなくなる、透析を受けなければ生きていけなくなる、痛みを感じなくなるのでやけどやケガをしても気づかず重症化するなどといった重大な状態に至ることもあります。
その他の合併症として、太い血管の病気(糖尿病性大血管障害)があります。
脳梗塞、心筋梗塞のもとにもなり、足の血管が詰まってしまい足を切断せざるをえなくなったりするのです。
また、神経障害も感覚神経だけでなく、運動神経や自律神経(体の調子を調節する神経)などにも影響が及んできます。
こむらがえり(足がつる)をおこしたり内臓の働きが悪くなり下痢・便秘・排尿困難などを起こす原因です。
このような合併症の発症・進行を食い止めたい方は、血糖のコントロールにしっかりと取り組むことが重要です。
合併症の検査
薬物療法
| 1997年の厚生省(現:厚生労働省)の調査では、日本の糖尿病患者数(推計)は690万人と発表されました。 これは、成人の10人に1人が糖尿病という計算になり、1990年の調査報告から比較すると130万人も増加しています。 また、糖尿病とまではいかないけれど健康な人より血糖値が高い、「糖尿病予備軍」も含めると1370万人にものぼると報告されています。 これほどの患者数増加の背景には「食習慣の欧米化」「交通手段の発達による運動不足」などがあるといわれています。 |
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糖尿病とは
糖尿病とは、血液中に含まれる「ブドウ糖」という糖が多くなる病気です。
血液中のブドウ糖の濃度が一定の値を超えると、尿にブドウ糖がでてきます。
しかし、糖尿病の人全員の尿に糖が出るわけではありません。尿に糖が出ない糖尿病の人もいます。
また、腎性糖尿など、糖尿病でないのに尿に糖が出ることもあります。
糖尿病とは、「尿に糖が出る状態」と言うよりも「血液中のブドウ糖が健康な人よりも高い状態」のことなのです。

検査
診断と重症度の確認のために尿検査、血液検査をまず行います。他に、合併症が進んでいないかどうかの検査もあります。
◇ 尿検査
尿の中の糖を試験紙で検査します。ただし、糖尿病でなくても尿に糖が出ることもあります(腎臓の病気や高齢者など)。
◇血液検査
病院でも行いますが、「自己測定」といって血糖管理のために自宅でも、自分で血液検査ができます。
通常、病院の検査では血糖値のほかに、ヘモグロビンA1c(HbA1c)など、他のいくつかの項目も測定します。
◇ブドウ糖経口負荷試験(OGTT)
ブドウ糖の入った飲み物を飲んで、2時間後の血糖値を測ります。
糖尿病の人は飲んだあとの血糖値が高く、またその高い値が持続します。
血糖値とは
血糖値とは血液中のブドウ糖(グルコース)の量のことです。
ブドウ糖は細胞に入って体が活動するためのエネルギー源となります。
特に脳にとっては唯一のエネルギー源として重要です。
ところが、高血糖が続くために同時にインスリン分泌が低下しインスリンの働きが弱くなって体じゅうの細胞へブドウ糖が取り込まれなくなるります。すると、 活動のためのエネルギーを別のものから得ようとして、体にある脂肪や筋肉に含まれるたんぱく質などを分解してしまいます。糖尿病が進むと食べても食べても やせていくのはこのためです。
そして、たんぱく質からブドウ糖をつくるため、さらに血糖値が上がってしまうという悪循環におちいってしまいます。
また脂肪からエネルギーを作り出すときには「ケトン体」というものが一緒にできますが、これが増えすぎると脳に障害をおこし、
意識を失ったりすることもあります。

ヘモグロビンA1c
| 血液の赤血球の中にヘモグロビンという成分があります。 ヘモグロビンがブドウ糖にさらされると徐々にくっついて「グリコヘモグロビン」になっていきます。 血中のブドウ糖が多いとグリコヘモグロビンができやすく値が高くなります。 血中のグリコヘモグロビンの濃度は、過去1〜2ヶ月間の血糖コントロール状態を示しますが、HbA1cとは、グリコヘモグロビンの中で測定のしやすい種類 のことで、健康な人ではだいたい4〜5.8%(ヘモグロビン全体のうちHbA1cがどれだけ含まれるかの割合)とされています。 糖尿病の患者さんであれば8%を超えるとコントロール状態が悪いと判断されます。 |
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●HbA1cを体温に例えると・・・ ![]() ■HbA1cは過去1〜2ヶ月間の指標です ■30を足すとちょうど体温に近くなるので体温に例えて覚えましょう。 |
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●HbA1cは通信簿 ![]()
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糖尿病3大合併症
「糖尿病の3大合併症」と呼ばれるものは、目の病気(糖尿病網膜症)、腎臓の病気(糖尿病性腎症)、神経の病気(糖尿病性神経障害)の3つです。どれが最 初に出てくるかと言う順番はありませんが、これらの合併症の初期には尿にタンパクが出てきたり、両足の裏がしびれて、足の裏に膜がはったみたいな感覚がし たりします。
さらに糖尿病のコントロールが悪い状態が続くと、最終的には目が見えなくなる、透析を受けなければ生きていけなくなる、痛みを感じなくなるのでやけどやケガをしても気づかず重症化するなどといった重大な状態に至ることもあります。
その他の合併症として、太い血管の病気(糖尿病性大血管障害)があります。
脳梗塞、心筋梗塞のもとにもなり、足の血管が詰まってしまい足を切断せざるをえなくなったりするのです。
また、神経障害も感覚神経だけでなく、運動神経や自律神経(体の調子を調節する神経)などにも影響が及んできます。
こむらがえり(足がつる)をおこしたり内臓の働きが悪くなり下痢・便秘・排尿困難などを起こす原因です。
このような合併症の発症・進行を食い止めたい方は、血糖のコントロールにしっかりと取り組むことが重要です。
合併症の検査
| ■目の検査 眼底カメラや眼底鏡を使って、網膜の血管から出血していないかどうかを観 察します ■腎臓の検査 腎臓の検査:腎臓に障害があると尿にタンパクがでるようになります。 ■神経の検査 神経の検査:ひざの下やアキレス腱をたたいて、足が跳ね上がる反応があるかどうかを調べます。 ■血管の検査 血管の検査:糖尿病では血管の内側にコレステロールがたまって動脈硬化になりやすく、特に心臓の血管が細くなっていないか、頭の血管がつまっていないかなどを心電図、MRIなどで観察します。 ■感染症の検査 血糖が高くなると白血球の働きが弱くなるため、感染症にかかりやすく治りにくくなりますので、白血球数や肺炎の検査(レントゲン等)などをします。 |
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●合併症はし・め・じと覚えましょう ![]() ①神経障害(し) ②眼(め) ③腎臓(じ) |
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●合併症が起こった人のつぶやき・・・![]() |
薬物療法
| 主治医の治療方針によって違いますので、「血糖値○○mg/dlから」と決定づけることは出来ませんが、はじめは食事療法・運動療法からとりくんで、十分な効果が得られない場合は薬物療法が必要です。 薬を使用する場合でも、食事療法・運動療法にきちんと取り組んでいかなければ薬の効果は十分発揮されません。 また、インスリン注射を早期から取り入れてすい臓を休ませることで、すい臓の働きを取り戻すという治療法もあります。 日本糖尿病学会によると治療中の血糖目標値は、空腹時血糖値=120mg/dl以下、食後2時間血糖値=170mg/dl以下、ヘモグロビン A1c=6.5%以下、とされていますが、患者さんの病態などによっても違いますので治療方針、治療目標などについては主治医と相談しましょう。 |
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| ■αグルコシダーゼ阻害剤(αGI) 腸からの糖の吸収をゆっくりさせ、体のインスリン分泌に合わせることで食後血糖の急激な上昇をおさえます。 ■スルホニルウレア剤(SU剤) すい臓からのインスリンの分泌を増やします。 ■ビグアナイド剤(BG剤) 肝臓がブドウ糖をつくりだすのを抑える、などの作用があります。 ■インスリン抵抗性改善剤 インスリンの働きを良くする作用があります。 1種類だけで使われることもありますし、いくつか作用の違うものを組み合わせて使うこともあります。 どのような処方でも主治医の指示に従い、きちんと服用するようにしましょう |
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