54才:男性
主訴
右手が不自由。右足が前に出難い。右手と首が震える。
現病歴
2年前、右足が前に出難くなりO病院を受診した。首と腰のヘルニアと診断され、硬膜外ブロックを受けたが、効果はなかった。
その後A病院を受診しパーキンソン病と診断された。薬を内服し、少し良くなったがまだ日常生活に不便を感じている。
所見
筋強剛:右(2+)左(1+)歯車様
手指振戦:右(1+)左(-)
カウンティング:右(14回)左(41回)
15秒間に押せる数をカウントする
治療
A病院の薬の量が不十分だと思われたので、まずペルマックス(250μg)を増やす事から始めました2/21受診時からまず3錠にしてもらったところ、3/10には右手は上がり易くなった、右足が前に出やすくなったと感じるようになり、カウンティングも右14→19回へと改善した。
しかしもう少し日常生活動作(ADL)を良くしたいという希望があったので、3/31からペルマックスを4錠に増やした。
すると4/28受診時には、今まで右手首が曲がらず、食事の時に箸を口まで持っていけないので、左手で右腕を持ち上げるようにして食事をしていたのが、右手単独で箸を口まで持っていけるようになった。
5/26受診時には足が軽くなり歩き易くなったとのことでした。カウンティングも37回押せるまでに改善しています。

解説
パーキンソン病というのは中脳の黒質の神経細胞の数が減りその結果、神経伝達物質のひとつであるドーパミンが減少して運動や動作が困難になってくる病気です。
高齢化社会になるにつれ、増えている病気でありクリニックにも多くの患者さんが通院されています。

その内訳を表にしてみました。圧倒的に女性が多く、男性の4〜5倍の頻度です。
又年齢別では50代が2人、70〜80代に一番多いようです。このように中年以降(40歳以降)に発病してくる病気です。(40歳以下で発病する若年性 パーキンソン病というのもあります)又病型にも色々あり、手の震えが強く筋強剛(筋肉を動かす時の硬さ)や無動(動きにくさ)が少ない方は日常生活動作 (ADL)を比較的よく保持できるようです。
男女別 ♂:6 ♀:30
ドパミンを初めとする、種種の薬がかなりよく効きますが、問題は発病から5年〜10年も経ってくると薬の効きが悪くなったり不随意運動などの副作用が出て くることです。ですから治療の目的は、その方が一生日常生活動作を自分でできることにあります。そのために、薬の使い方が、非常に大事であり、特にその匙 加減が難しいところです。
主訴
右手が不自由。右足が前に出難い。右手と首が震える。
現病歴
2年前、右足が前に出難くなりO病院を受診した。首と腰のヘルニアと診断され、硬膜外ブロックを受けたが、効果はなかった。
その後A病院を受診しパーキンソン病と診断された。薬を内服し、少し良くなったがまだ日常生活に不便を感じている。
所見
筋強剛:右(2+)左(1+)歯車様
手指振戦:右(1+)左(-)
カウンティング:右(14回)左(41回)
15秒間に押せる数をカウントする
治療
A病院の薬の量が不十分だと思われたので、まずペルマックス(250μg)を増やす事から始めました2/21受診時からまず3錠にしてもらったところ、3/10には右手は上がり易くなった、右足が前に出やすくなったと感じるようになり、カウンティングも右14→19回へと改善した。
しかしもう少し日常生活動作(ADL)を良くしたいという希望があったので、3/31からペルマックスを4錠に増やした。
すると4/28受診時には、今まで右手首が曲がらず、食事の時に箸を口まで持っていけないので、左手で右腕を持ち上げるようにして食事をしていたのが、右手単独で箸を口まで持っていけるようになった。
5/26受診時には足が軽くなり歩き易くなったとのことでした。カウンティングも37回押せるまでに改善しています。

解説
パーキンソン病というのは中脳の黒質の神経細胞の数が減りその結果、神経伝達物質のひとつであるドーパミンが減少して運動や動作が困難になってくる病気です。
高齢化社会になるにつれ、増えている病気でありクリニックにも多くの患者さんが通院されています。

その内訳を表にしてみました。圧倒的に女性が多く、男性の4〜5倍の頻度です。
又年齢別では50代が2人、70〜80代に一番多いようです。このように中年以降(40歳以降)に発病してくる病気です。(40歳以下で発病する若年性 パーキンソン病というのもあります)又病型にも色々あり、手の震えが強く筋強剛(筋肉を動かす時の硬さ)や無動(動きにくさ)が少ない方は日常生活動作 (ADL)を比較的よく保持できるようです。
| 年齢 | 50代 | 60代 | 70代 | 80代 | 90代 |
| 2 | 6 | 13 | 14 | 1 |
ドパミンを初めとする、種種の薬がかなりよく効きますが、問題は発病から5年〜10年も経ってくると薬の効きが悪くなったり不随意運動などの副作用が出て くることです。ですから治療の目的は、その方が一生日常生活動作を自分でできることにあります。そのために、薬の使い方が、非常に大事であり、特にその匙 加減が難しいところです。
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