橋本クリニック

クリニック院長 橋本忠雄ブログ

あなたの病名が他人に知られる恐れがあります①

橋本忠雄 (2009年2月15日 21:50)

 

―― レセオンライン義務化について

レセオンラインと言っても、皆さん方には何のことかさっぱり分からないことでしょう。医療機関が行った診療内容について、私たちはそれを毎月支払い基金に報告するのですが、それを「レセプトを出す」と言います。(レセプトには、病名や検査、薬などが記入されています。そうなんです、重要な個人情報が記載されているのです)。
それが審査されて、正当と認められれば、診療報酬がはじめて振り込まれることになります。今までは、紙で出していたのですが(フロッピーで出すところも増えてきましたが)、2010年4月からは、オンラインで請求せよという省令が厚労省から出されたのです。
便利になっていいのではないか?という意見もありますが、保険医協会は強硬に反対しています。何故でしょうか?
一つは、レセオンライン以外の請求は認めないというのです。オンラインをしなければ、支払いをしないというのですから、もう無茶苦茶です。開業医の中には、70歳以上のご高齢の医師たちもおられます。その方たちが、いまさらパソコンを買って、オンラインなんて出来るのでしょうか?
多分、出来ない人の方が多いですよね。そんなドクターたちは、だから廃業しなければなりません。いったい、職業を自分の意思ではなく、他人から強制されて辞めなければならないなんて国があるものでしょうか?これは、多分地域医療の荒廃に拍車をかけることになるでしょう。