4月から、介護保険の認定の仕方が変わることをご存知ですか?
実は、今までよりも軽度に判定される人が多くなりそうです。
介護度が軽度になってしまうと、今まで受けていたサービスが切られることになります。
例えば、ヘルパーさんに週4回来てもらって、炊事お掃除などをしてもらってなんとか
独居生活を続けていた人が、週2回に減らされたりすることになります。
これって、障害を持った人には、死活問題になりますよね。
厚労省の資料から推定すると、全体では、今までの介護度と変化のない人が、
63%。重度になる人が17%。反対に軽度にされてしまう人が、20%になります。

何故軽度になってしまう人が多くなるのでしょうか?
ここで、厚労省が決めた判断基準の話をしましょう。
調査員が家庭を訪問し、色々と利用者の状態を判定するのですが、その判断基
準が、大きく変えられています。
例えば、重度の寝たきりの人は、当然ことながら、移動や移乗が出来ないわ
けですから、今までは、「全介助」とされていました。ところが、にわかには信
じられないことですが、これからは、自立(介助なし)になるのです!
厚労省の言い分は、どうせ動けないのだから、介助がいらないだろうという
理屈で、自立とするのです。(この話しをクリニックの朝礼でしたところ、看護
師さんから、『人間のやることではないやろう!』と、怒りの声が上がりました)。
また、頭髪のない方は、洗髪は自立です。どうせ髪の毛がないのだから、洗
髪はいらないという理屈です。
驚きましたね! 要するに、厚労省の人間は、寝たきりの人は寝たきりのま
までいい、髪の毛がない人は頭を洗わなくてもいいと言っているのです。
まったく障害を持った人たちを人間として扱っていないのです。
(派遣切りされる労働者が、物品のように扱われているのと、共通した視点で
すよね!)。
私たちのクリニックでは、ケアマネージャーも含めて、多くの職員が、今ま
での認定基準をやめて、ケアマネージャーの専門性を尊重し、その判断によっ
て必要なサービスを提供するのがいいのではないか! という意見です。
新しい認定基準では、保険料を払っているのに、必要なサービスが受けられ
ない(保険あってサービスなし)という状態が、ますます顕在化してくるので
はないでしょうか。



























