去年の11月山古志村に旅行した時に、ご一緒した方の中に、パーキンソン病の方が数人おられました。そのご縁で、姫路市の『特定非営利法人あけび』から、『あけびだより』という冊子が、時々贈られてくるようになりました。
そのNO.54(09年4月1日発行)に載っていたパーキンソン病の薬の値段には驚きました!
最近、「トレリーフ」という薬が、大日本住友製薬から発売されました。
この薬、もともとは「エクセグラン」という癲癇の薬だったのです。それが、パーキンソン病の振るえに効くということが分かり、今回抗パーキンソン薬として登場したのです。
その値段ですが、「エクセグラン」は、てんかん治療薬として、1989年に発売され、100mgで38.5円です。一方、「トレリーフ」は、25mgで1084.9円です。ということは、計算してみると・・・・
トレリーフは、エクセグランに較べて、値段は28倍(1089.4÷38.5=28)。しかも、分量は4分の一ですから、28×4=112。
すなわち同じ薬が薬価112倍の薬として、厚労省から認可されたことになります。
昔、「薬九層倍」と聞かされたことがありましたが、九層倍どころか、112倍なんですよ!
聞くところによると、薬の値段は、同効の先発品の値段にあわせるのが慣例になっているとか・・・・。すると、抗パーキンソン薬のFP錠というのがありますが、その値段が2.5mgで344.4円 その使用量が3錠なので、一日薬価は
344.4×3=1033.2円になります。一方トレリーフは、一日1錠で、その薬価が1084.9円。いかがですか? トレリーフの値段のからくりが、よく分かりますね。FP錠の値段にあわせた。しかも、有用加算(51.7円)というものまで付けて、1033.2円を1084.9円にしているのです。
厚労省は、日本の医療費が高すぎるというキャンペーンをずっと張り続けていますが、その厚労省自身が、医療費を押し上げるとんでもない薬価を付けていることの矛盾した行為を、どう説明するのでしょうか?納得のいける説明を聞きたいものです。
例えば皆さん、ここに一個100円の饅頭があるとします。
その饅頭を、ちょっと見栄えのいい包装紙に包んで、「さあ、ここにとても美味しい饅頭が出来上がりました! とても美味なのでお値段はちょっと張りますよ。一個1万1千2百円です」と、言われたら、あなたはこの饅頭を買って食べたいと思われるでしょうか?! 09年4月29日



























