評論家の立花隆さんが(ご自身が膀胱がんになられている)、世界中のがんの研究所を訪問し、
がん研究の最先端を報告する番組(NHKスペシャル)を見た。
そして立花さんの結論は、二つであった。
一つは、癌というのは、とてつもない難敵で、人類は100年たっても、癌を克服することはできないだろう。
二つ目は、しかし人間は死ぬ力を持っている、というものであった。
この立花さんの見解に、私も賛成である。
私たちは、少なくとも私たちの生存中に癌を克服することは、不可能であろう。
では、どうすればよいのか?
できれば、早期発見して、癌で死なないことである。できるだけ、与えられた寿命をいっぱい
生きて、充実した人生を過ごすことである。
しかし、癌の早期発見ができなかった場合(人生がいつもそんなに上手くいくというわけではないので)、その時は、残念ながら、寿命いっぱいいきられなかったけれど、やっておきたい事をして、自分の意思を後に残る人たちに伝えて、できるだけ苦痛のない生の閉じ方を、することである。
「あとどれくらいいきられるのか」を知ることは、恐怖を伴ったとてもつらいことだろうが、最終的には、受け止めなければならない。(この時,周りに自分を支えてくれる人がいてくれれば、幸いである。)
そして、自分が死んだ時、周りに集まってくれた人たちが、
「ああ、この人はいい人生を歩まれたなあ」 「本当にいい人だったな」
と、言ってくれるような人生を終えられたら、本望ではないかと、思う。



























