いよいよインドを離れる時がきた。深夜空港への車の中で、ガネシュが詫びた。
「列車が時間通りに来なかったり、牛飼いのデモで田舎のでこぼこ道を走ったり、色々と迷惑をかけました」。
それに対して、私。
「列車が遅れた為に、私たちはインドの物売りの姿や貧困の実際を見ることができました。また、田舎道を走ったおかげで、田舎の子供たちの笑顔や野生の孔雀を見ることができました。We enjoyed everything !」
するとガネシュが、インドには「Everything is good!」という諺があると教えてくれた。
昔々あるところに一人の王様がいました。
王様は一日の終わりを重臣たちと振り返り、毎日「Everything is good!」と言われるのを習慣にされていました。
しかし、ある日王様は指を怪我されました。
その日の終わる時、重臣たちが集まって、一日を振り返っていましたが、最後に重臣の一人が、いつものように、「Everything is good!」と、言ったのです。
これを聞いた王様は、非常にお怒りになり、その重臣を牢屋に繋いでしまわれました。
それから暫くして、王様は森へ狩りに出かけられました。
丁度その日は、森の中に住んでいる部族が、生け贄を探している日でした。
彼らは、王様を捕まえ生け贄にしようとしました。
そして部族の長が、生け贄の検分に来ました。
彼は王様の指に傷があるのを発見し、「こんな傷がある人間を生け贄にしたら、神様が怒られるだろう」と、述べたのです。
その結果、王様は釈放されました。
宮殿に帰った王様は、重臣を牢屋から解放し、こう言われました。
「Everything is good!」。
そしてガネシュと私は、「This is india!」と、意気投合したのであった。
本当に、Everything is good!というに相応しい旅であった。
案内をしてくれたガネシュと、旅行計画を立ててくれた岩渕さんに感謝!
まことにインドは私にとって好印象を残してくれた国となった。
また、何時の日かインドを訪ねてみたい。そして今度こそ、晴天の、そして星空の下でのTaj Mahal(タージ・マハール)を、眺めてみたいものだ。
できれば勿論、アグラ城からも!
2011年1月3日



























