ドクターノート

2008年12月14日 17:01

ガンの痛みは とることができます②


 Q.モルヒネは死期を早めるのではないか?
 A.全くの誤りである
モルヒネで痛みを除去された患者はよく眠れ、よく食べられよく考えられるようになります。
むしろ延命をもたらすと言えます。
 Q.モルヒネを使うと薬物依存(いわゆる麻薬中毒)になるのではないか?
 A.「がん疼痛治療にモルヒネを使用しても、身体的依存は問題化せず、精神的依存もおこらない。
この事実はWHOが認めている。
臨床検査として証明されている
動物実験でも証明されている

●モルヒネも「WHO方式がん疼痛治療法」に従って使用する限り身体的依存は問題化せず、精神的依存も起こらない。







●正常ラット(非疼痛ラット)にモルヒネを投与すると身体的依存が起こる

●疼痛ラットにおいては身体的依存の発生が抑制され、またモルヒネ投与量を漸減していくと、形成されていた身体的依存が消失する。

●非疼痛ラットニモルヒネを投与すると精神的依存が起こるが、疼痛ラットにおいては、その発生が抑制される。

「痛み止めの薬」をよく効かせるためには、患者さんからの情報が大切です
「痛くて、眠れない」、「痛くて、食べる気がしない」、「痛くて、動けない」、「痛くて、テレビもみられな い」、「痛くて、仕事に行けない」など......。 痛みの強さやつらさを一番よく知っているのは、自分自身です。患者さんからの情報があってはじめて、「痛み 止めの薬」をうまく調整できます。
痛みに妨げられない夜の良眠
安静時に痛みが消失
体動時の痛みがが消失
痛みの消失が維持され、平常の生活に近づくこと

「痛み止めの薬」は痛みを感じない量まで使います
痛みの強さも、「痛み止めの薬」の効き方も人によって違いがあります。お酒に強い方と弱い方がいらっしゃるように、痛みをとるために必要な薬の量は、人に よって100倍以上も違います。痛みの強さに応じて、薬の量を増やしたり、減らします。そのため、患者さまからの情報がとても大切で必要なのです。
 
「痛み止めの薬」の量が多いから病気が重いということではありません。
 大切なことはご自分の痛みを取り去る量の薬を使うことです。検査や治療に痛みがないことが分かると、お子さんでもすすんで検査や治療を受けてくれることからも、痛みがないことがどんなに大切なことかを分かっていただけると思います。

「決められた時間」に「決められた量」を使います。痛くなってからでは、なかなか効きません
例えば、高血圧の患者さんは血圧が上がるのを待ってから「血圧を下げる薬」をのむようなことはしないと思います。血圧が高くなるなるのを防ぐために、担当 のお医者さんから言われたことを守って、毎日定期的に薬をのんでいるでしょう。これと同じように、「痛み止めの薬」についても担当のお医者さんが決めた時 間ごとに使ってください。痛みを止める作用がなくなる前に、次回分の薬を使ってください。このような使い方をすることで、痛みのない状態がずっと続くので す。痛くなってから使ったり、また、のんだり、のまなかったりするのはやめてください。

痛み止め薬による不快な症状は予防できます
「痛み止めの薬」には、さまざまな作用があります。いつもと違う症状があらわれたら、勝手に薬を中止したり減量しないで、担当のお医者さんに知らせてください。

副作用を防ぐための薬もでています
モルヒネをのみ始めた最初のころに気分悪くなったり、眠くなったりすることがあります。このような吐き気と眠気は3割の方に現れます。 吐き気を止める薬 を一緒にのむと、吐き気はなくなります。「吐き気止めの薬」が必要なのは初めの2〜3週間の間だけです。その後は「吐き気止めの薬」をのまなくても、吐き 気はなくなります。 眠気を感じるのは、痛くて眠ることができなかった日が続いていたことによると考えられています。4〜5日続けてモルヒネをのんでいる うちに、痛みはなくなり、眠気も消えます。
 
モルヒネには下痢を止める作用がありますので、痛みを止めるために使ったときは、副作用と思われる便秘が出てくることが多いのです。ですから、モルヒネを 痛み止めに使うときは、下剤(お通じをよくする薬)も一緒にのんでください。 お通じがいつもの通りにない場合には、下剤の量を増やしてください。もし、 下痢気味になったら、下剤の量を減らしてください。下剤の調節は2〜3日ごとに様子を見ながら行なうとうまくいきます。今までと同じように、お通じがある ことが大切です。

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