ドクターノート

2008年12月14日 17:41

心不全


心臓の役割
心臓は1日に約10万回、その鼓動により全身に血液を循環させています。
人間の血管をすべてつなぎあわせると地球を2周以上もする長さになります。それを拳ぐらいの大きさの心臓が行うのですから、心臓は超高性能なポンプです。
健康な心臓は1分間に60回〜100回程度の規則的なポンプ活動をくりかえしています。 心臓が規則的なポンプ活動を続けるためには心筋(心臓の筋肉)への十分な酸素と栄養が必要です。
心臓の筋肉は、強い収縮力と柔軟性のある拡張力が備えつけられています。そのため高性能ポンプとして働くことができるのです。
さらに、心臓には電気信号を発生させ、すばやく伝え、心筋を収縮するように指示するシステムが備わっています。この電気信号が右心房の1ヵ所から一定間隔で発生し、心臓全体に伝わることで規則的なポンプ活動がくりかえされるのです。

心不全の概要
心不全とは病気の名前ではありません。
さまざまな心臓の病気によって心臓のポンプ機能が低下してくることを意味します。
たとえば呼吸困難、むくみ等の症状がでてくることを総じて心不全とよんでいます。
もともと過去から高血圧であったり、高脂血症による高コレステロール状態である期間が長いと、血管の中は硬く狭くなり、血液が通りにくくなります。
特に冠動脈の動脈硬化が進み、血管が狭くなると心筋に十分な酸素を供給できなくなります。このような状態を「虚血」といいます。たとえば急に運動をしたと きに酸素不足が原因で胸に痛みを感じる場合は狭心症が疑われます。さらに冠動脈がつまると血流がとだえ、心臓の筋肉細胞が壊死をおこし、激烈な痛みを引き 起こすのが心筋梗塞です。
心筋梗塞や狭心症、他の心臓病によって心臓の機能が低下すると、心臓はポンプとしての役割を十分果たせなくなり、心不全の状態になります。心不全状態の特徴的な症状は、だるい、疲れやすい、呼吸が苦しい、息切れ、むくみ、などです。




心不全の分類
NYHA心不全重症度分類 心不全の重症度をあらわすものとしてよく使われるのが「NYHA(ニューヨーク心臓協会)の分類」です。日常の生活動作(労作)で、症状(呼吸困難、疲労感、動悸、胸の痛みなど)が出るかどうかでクラスわけされています。

●クラスI
安静時はもとより強い動作時苦痛もない。心不全であることを自覚していない人もいる。

●クラスII
安静時、軽い動作時においては苦痛はないが、強い動作時(階段や坂道をあがる。)には苦痛を伴う。

●クラスIII
新聞をとりに行くなどの簡単な動作でも苦痛を伴うことがある。
クラスIV
動くだけで症状が出る。安静にしていてもさまざまな症状があり、動くとさらに悪化する。

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