ドクターノート

2017年3月 4日 09:15

亜急性甲状腺炎

53歳 女性

2週間前に咽頭痛、発熱、咳あり近医耳鼻科受診し解熱剤、抗菌剤内服。

その後咳は治まったものの、38度台発熱持続するため解熱剤(ロキソニン)は続けて内服していた。

当院受診し、前頸部に圧痛認め、甲状腺エコー施行。

甲状腺エコー:実質に軽度腫大あり。内部は部分的に低エコー域を認める。膿胞性腫瘤散発。腫瘤内に高エコースポットあり。両頸部にリンパ節散見。

血液検査:FT3 5.46pg/mL(1.82-3.7)    

     FT4 3.96ng/dL(0.75-1.85)

TSH0.026μU/mL(0.4-4)   TgAb 4.42 U/mL(<5)

WBC8700/μL(3500-9800) CRP4.6 mg/dL(≦0.5)

甲状腺ホルモンの上昇を認めた。経過より亜急性甲状腺炎と診断。

経過

亜急性甲状腺炎は30-40歳台の女性に比較的多い病気です。

なんらかのウイルス感染が原因ではないかと言われており、甲状腺の腫脹とともに、発熱や痛みが出現します。

解熱剤は対症療法として効果あり、経過観察で軽快することもありますが、今回のように症状が持続する場合にはステロイド治療が必要になります。実際にはプレドニゾロン15mg/日より開始し、その後漸減していき症状はすぐに無くなっています。ただ再燃することもあるので経過をみていきながらステロイドは中止します

甲状腺エコー

右甲状腺

左甲状腺

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