~講演会レポート~ 親や自分の”これから”のために。認知症を知り、備えるセミナー
2025年10月25日、守口文化センター(エナジーホール)工芸室にて、市民公開講座「親や自分の”これから”のために〜認知症を知り、備えるセミナー〜」を開催いたしました。地域の皆さまを中心に35名以上の方にご参加いただき、認知症について真剣に考える貴重な時間となりました。足を運んでくださった皆さまには、心より御礼申し上げます。
第1部:「認知症とは何か?予防と早期発見のポイント」/ 橋本 貴司先生(理事長・医師)
講座の前半では、橋本貴司先生より、認知症の基礎知識について、医学的な観点から詳しくお話しいたしました。
「認知症は予防できるのか?」「早期発見のポイントは?」
参加者の皆さまが日頃抱えている疑問に対して、専門医としての知識と長年の臨床経験を基に、わかりやすく丁寧に解説いたしました。認知症の種類やそれぞれの特徴、早期発見のための具体的なサインなど、普段なかなか聞く機会のない専門的な医学知識を、丁寧にお伝えいたしました。
今回のセミナーは参加型の形式で進められ、参加者の皆さまが楽しそうに先生のお話に耳を傾けられている姿が印象的でした。認知症は誰にでも起こりうることだからこそ、正しい医学知識を持つことが、将来への備えの第一歩となります。
橋本内科整形クリニックでは、認知症の早期発見から治療まで、患者さまとご家族に寄り添った医療を提供しております。今回のセミナーでは、そうした日々の診療の中で培った経験も交えながら、ご家族やご本人が知っておきたい医学的知識をお届けすることができました。
第2部:「社会福祉士とは?生活のお困りごとの相談窓口」/ 守屋 舞子(橋本メディカルサービス代表取締役・社会福祉士)
講座の後半では、社会福祉士の守屋舞子より、社会福祉士という職業についての説明と、生活する上での困りごとや将来への不安などについて、いつでもご相談いただけることをお伝えいたしました。
社会福祉士は、高齢者・障がい者・児童など、さまざまな理由で日常生活が困難な方々の相談に乗り、助言や支援を行う専門職です。患者さまやご家族の生活面でのお困りごとに寄り添い、さまざまな制度やサービスをご案内しながらサポートする役割を担っています。
「どこに相談すればいいかわからない」「こんなことで相談していいのかな」と迷われることがあっても、まずはお気軽にご相談いただければと思います。
「将来の備え」をより具体的に学べる講座を開催いたします
今回のセミナーでお伝えした「将来の備え」について、さらに踏み込んだ内容を学べる講座を12月に開催いたします。
【講座】親のため、自分のために老後の住まいを考える講座
「親が一人暮らしで心配」「高齢者施設ってどんなところ?」「将来の住まい、どう選べばいいの?」
そんな疑問や不安をお持ちの方に向けて、医療・介護の両分野に精通した社会福祉士が、高齢者施設や住宅選びのポイントをわかりやすくお伝えします。将来への備えを具体的に考えるきっかけになる講座です。
▶︎お申し込みはこちらから
https://forms.gle/nvvL7mR4KATp6xSk9
生活のお困りごとについて、無料個別相談を承っております
社会福祉士が、お一人おひとりのご状況に合わせて、生活全般のさまざまなお困りごとについてご相談をお受けいたします。講座後もご都合の良い日程で個別のご相談を随時承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
「知ること」が、安心への第一歩
私たちがこのセミナーで最もお伝えしたかったのは、「将来への備え」の大切さです。認知症は、決して他人事ではありません。自分自身や大切な家族が認知症になる可能性は、誰にでもあります。
だからこそ、まだ元気なうちに正しい知識を持ち、どんな選択肢があるのかを知っておくことが重要です。「もし認知症になったらどうしよう」という漠然とした不安を、「こういう制度がある」「こういう準備ができる」という具体的な安心に変えていく。それが、今回のセミナーでお伝えしたかったことです。
橋本内科整形クリニック・橋本メディカルサービスでは、今後も地域の皆さまが「いつまでも自分らしく、安心して過ごせる未来」を支援するため、さまざまなテーマでセミナーを企画してまいります。
次回の講座情報は、当院ホームページや公式LINEでお知らせいたします。専門家から直接学べる貴重な機会を、ぜひ今後もご活用いただければ幸いです。
そして、認知症について不安やご心配がある方は、お一人で抱え込まず、いつでもお気軽にご相談ください。皆さま一人ひとりの状況に合わせた適切な医療と支援をご提供し、地域の皆さまとご家族の「これから」をサポートしてまいります。



